

この世界がしんどすぎるから、家族になろう。
ちょっと面倒くさいOLと、頼りなさ全開の年下彼氏が織り成す、痛くておかしい私小説的恋愛映画
石川真吾監督・長編初監督作
企画概要
本企画は限りなく私的な映画企画となります。 インディーズ作品だからこその出来る体制で、俳優と監督が時間をかけてディスカッションし、 慌ただしくシーンを撮影するのではなく、互いに納得しながら一つ一つのシーンの撮影に臨みます。キャストと話し合いの元、衣裳も一から選び、ヘアメイクや職業訓練などの役作りに関する全ての準備を共におこないます。そうして共同で作り上げたキャラクターがその場に存在できるような作品を目指します。誰かに頼まれたわけでもなく、作りたいから作る。そんな話し合いから生まれた作品がもっと世の中に沢山露出する時代が来てるのではないかと私達は思っております。 (プロデューサー・榎本桜)

小説は紙とペンだけ
映画は莫大な費用がかかる

私はこれまで、100人規模のスタッフやキャストを抱える大作映画の制作に携わってきました。
けれども、もっと個人の想いや感情を、もっと自由に発露できる映画があってもいいのではないか?──そう思うようになったのです。
よりミニマムな体制で、私小説的なアプローチで、自分の内面や家族との関係をそっとすくい取るような映画作り。そういう映画が、今こそ必要だと思っています。
この企画も、そんな思いから生まれました。
家族を描くには、大作の体制はあまりに硬すぎる。もっと静かに、もっと親密に向き合いたかったのです。
物語は、脚本家と私、それぞれの実体験をミックスした、ほぼ実話ベースです。
タイトルの『ファミリー・レス』には、“家族の欠如”という意味に加えて、セックスレスの問題や、登場人物たちのすれ違う家族観も込めています。
「家族になりたかった。でもなれなかった」──そんな、家族未満の人々の姿を、ミニマムに、パーソナルに、時に痛々しく、それでも美しく、心あたたまるタッチで描きたいと思います。
(企画・監督 石川真吾)
制作体制
企 画 Stone River
プロデュース 榎本桜
監 督 石川真吾
制作プロダクション リアルメーカーズ
撮 影 2025年秋
公 開 2026年秋予定
©️Stone River Film